外国人のための札幌生活オリエンテーション 

札幌国際プラザでは、春と秋に札幌で暮らす外国人市民向けに生活オリエンテーションを開催しています。

札幌の生活で知りたいことはありませんか?

「救急車はどうやって呼びますか?」

「地震への備えはどうしたら良いですか?」

「ごみの分け方・出し方は?」

札幌の生活に役立つ情報をやさしい日本語と英語でお話します。

参加者同士で交流する時間や、オリエンテーションの後には、札幌時計台ツアーもあります!

お話しする内容は札幌に住み始めたばかりの方向けですが、前から札幌に住んでいる人も参加できます。

外国人のための札幌生活オリエンテーション <2024年・秋>

日程:2024年10月12日(土曜日)11:00-13:00

言語:やさしい日本語、英語

対象:札幌に住んでいる外国籍の方(特に札幌に来たばかりの方)

場所:札幌国際プラザ(中央区北1条西3丁目 札幌MNビル3F) MAP

参加料:無料(0円)

申し込み:フォームから申込んでください。

家を借りる

日本で住宅を借りるときは、独自の商習慣や入居時のルールがあります。

日本の賃貸住宅

民間の賃貸住宅

民間の賃貸住宅は、住むために家賃を支払って借りる、貸家やアパートなどのことをいいます。多くは家賃を月ごとに前払いします。家賃の他に、管理費、共益費などが必要な場合があります。その場合は、家賃と一緒に支払います。民間の賃貸住宅を借りるときには不動産業者(貸家やアパートを紹介する店)へ行きます。

北海道では、外国人の民間賃貸住宅等への入居を積極的に仲介・支援する団体・不動産店を「北海道外国人居住サポーター」として登録しています。

公営住宅

札幌市や北海道、UR都市機構などが提供する住宅のことです。入居資格が決められているので、その条件を満たしている人しか入居できません。入居資格や募集案内については、ホームページなどで確認してください。

札幌留学生交流センター

札幌市所有の留学生専用宿舎です。

所在地: 札幌市豊平区豊平6条6丁目5番35号
TEL:011-817-3615

札幌留学生交流センター

ライフライン(水道・電気・ガス)  

水道

新たに水道の使用を開始・中止するときは、電話、ファクスまたはインターネットで届出をします(使用中止の届出は5日前まで)。

  • 水道の使用を開始・中止するとき(札幌市水道局)

  • 料金の支払い(札幌市水道局)
    各種届出・お申込み、お問い合わせ:水道局電話受付センター TEL 011-211-7770

  • 故障のとき(札幌市水道局)
    水が出ない、止まらないなどで困ったときは、水道局各配水管理課または電話受付センターに連絡してください。

【夜間・休日などの水道局の受付時間外】
水道局電話受付センター TEL011-211-7770

水道の凍結に注意してください

札幌では、冬に水道の水が凍結し、水道管が破裂することがあります。破裂すると家が水浸しになるばかりか、下の階の人にも迷惑をかけることになり、場合によっては修理費に加えて多額の損害賠償を支払わなければなりません。
外気温がー4℃以下になると予想されるときや、おやすみ前、旅行で家を留守にするなど、長時間水道を使用しないとき、1日中氷点下の日が続いたときには、必ず“水抜き”をしてください。水抜きの方法は、入居時に家主などに確認しておきましょう。
もし凍結し水が出ないとき、水道管が破裂してしまったときは、指定給水装置事業者に修理を依頼してください。

お問い合わせ先(札幌市水道局)

【夜間・休日など水道局の受付時間外】
水道局電話受付センター TEL 011-211-7770

電気

電気の使用を始めるには

電気の使用を開始するときは、ブレーカー(多くは玄関付近か洗面所にあります)のつまみを上げてください。点灯を確認したら、すぐにブレーカーについているはがきに名前、住所、使用開始日などを記入してポストに投函します。

はがきがついていない場合は地域の電力会社へ直接連絡してください。

ブレーカー

ほくでん契約センター(北海道電力株式会社)
TEL: 0120-12-6565

その他の小売電気事業者
登録電気小売事業者一覧(資源エネルギー庁)

料金の支払い

電気料金は毎月請求されます。支払い方法は、金融機関の口座から自動的に支払われる口座振替による方法、振込用紙により金融機関やコンビニエンスストアで支払う方法、クレジットカードによる支払い方法などがあります。

電気のご契約・お支払い方法の変更(北海道電力株式会社)

ガス

札幌市内で使われているガスには、地下のパイプを通して供給される都市ガスと、ガスボンベから供給されるLP(プロパン)ガスの2種類があります。
ガスの種類によって使用する器具も違います。ガスの種類に合わない器具を使うと火事などの危険がありますので、不動産業者や家主などにガスの種類を必ず確認してください。

都市ガス

ガスの使用を始めるには、事前に、住所、名前、電話番号、使用開始希望日、訪問希望時間帯、家のガス機器の種類、支払方法などを連絡してください。約束の日時に係員が訪問して開栓します。

その他のガス小売事業者
登録ガス小売事業者一覧(資源エネルギー庁)

LP(プロパン)ガス

LP(プロパン)ガスは多くの会社が供給しています。LP(プロパン)ガスを使用する住宅に住んでいる場合は、不動産業者や家主などに聞いてガス会社に連絡してください。

料金の支払い

使用料は毎月請求されます。支払い方法は、金融機関の口座から自動的に支払われる口座振替と、金融機関、コンビニエンスストア、直接現金で支払う方法、クレジットカードによる支払い方法などがあります。

基本料金

水道、電気、ガスは使用してもしなくても「基本料金」がかかります。長期間不在にする場合には、一時的に止める手続きをすると料金が安くなることがあるので、各会社に問い合わせてください。

ごみを出す

ごみの出し方

ごみを出すときのルール

  • 有料のごみは必ず指定ごみ袋に入れ、また、無料のごみは、中身の見える透明か半透明の袋で出してください。(指定ごみ袋は、市内のスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンターなどで取り扱っています)
  • ごみの収集日は地区ごとに決められています。収集日当日の朝、8時30分までに、ごみステーション(ごみを収集する場所)に出してください。
  • ごみの収集日がわからないときは、「札幌市ごみ分別アプリ」「ごみ分けガイド」で確認するか、札幌市コールセンターに確認してください。
  • 大型ごみは、戸別有料収集です(電話申し込みが必要)。

画像:指定ごみ袋

  • 札幌市ごみ分別アプリ(札幌市)
    スマートフォンやタブレット端末から、手軽にごみの収集日や分け方・出し方を調べられるよう「札幌市ごみ分別アプリ」(日本語/英語/中国語(繁体字・簡体字)/韓国語(朝鮮語))を配信しています。
  • ごみ分けガイド(札幌市)
    札幌国際プラザでは、札幌市が発行する、ごみの分け方・出し方を紹介するパンフレット「ごみ分けガイド」(日本語/英語/中国語/韓国語(朝鮮語)/ベトナム語)を配布しています。パンフレットは札幌市のホームページでも見ることができます。
  • 家庭ごみ収集日カレンダー(札幌市)
    住んでいる地区ごとの収集日がわかります。外国語版は中国語、韓国語(朝鮮語)、ロシア語で表示しています。
iOS端末(Version12.0以上) Android端末(Vesion5.0以上)

銀行

銀行の窓口の営業時間は一般的に9時~15時で、土曜、日曜、祝休日は休みです。

口座の開設

銀行口座を開設するには、本人確認書類(パスポート、在留カード等)、印鑑*、マイナンバー通知カードなどが必要です。詳しくは各銀行に問い合わせてください。在留期間等によって、口座を開設できない場合がありますので、事前に口座を開設したい銀行に連絡してください。
*日本では、サインと同じような意味で、自分の姓や名をほった印鑑(はんこ)を使います。サインでも可とする銀行もあります。

*日本へ入国後6か月未満の人は、「非居住者」として銀行口座を開設している場合があります。非居住者の銀行口座は送金が国際送金になり、手数料が高かったり、時間がかかったりすることがあります。
入国して6か月経過した人は、銀行で「非居住者」から「居住者」への変更手続きをしてください。手続きには、通帳、印鑑(はんこ)、在留カードなどが必要です。
銀行によって手続きが違いますので、くわしくは口座のある銀行に確認してください。

振込

銀行を通じて、受取人が口座を開設している銀行の預金口座に、送金できます。この場合、受取人が口座を開設している銀行名、支店名、口座の種類、口座番号、受取人の住所、氏名、電話番号が必要です。
外国への送金もできます。詳しくは各金融機関に問い合わせてください。

現金自動預け払い機(ATM)の利用と操作

キャッシュカードを使って、ATMで預金の引出、預入、振込、残高照会などができます。ATMは画面に表示される案内に従って操作します。案内は日本語で表示されますが、英語で表示されるものもあります。ATMの多くは日曜日や祝日も利用できます。休日や夜間の利用などは、手数料がかかる場合があります。

海外で発行されたカードでの現金引出し

ATMでは、海外で発行されたキャッシュカードやクレジットカードで、現金の引出しができます。一部コンビニエンスストアでも、海外で発行されたキャッシュカードやクレジットカードに対応したATMを設置しています。また一部の銀行や郵便局では、外貨の両替を取り扱っています。

その他

携帯電話・スマートフォンを使う

携帯電話事業者での契約

携帯電話の契約は、携帯電話会社の店舗か、家電量販店などでします。
携帯電話の契約時には本人であることの確認を受けることが必要です。
本人確認には、氏名、生年月日、現住所が記載された公的書類(本人確認書類)を提示するか、郵送もしくはウェブサイトで写しを送りますが、詳しい手続きは各社に確認してください。

本人確認書類は、

  • 在留カード
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート(現住所の記載があるものに限る)

などです。

未成年者の場合には、自分の本人確認書類と親権者の同意書が必要です。
また、料金支払手続のため、クレジットカード、日本国内の銀行口座のキャッシュカードか預金通帳のいずれかが必要です。
携帯電話会社によっては、ウェブサイトや店舗などで外国語での対応を行っています。

契約や利用の際に注意すること

  • 「携帯電話を代わりに契約してあげる」と言って近づき、あなたの本人確認書類を勝手に使って携帯電話を契約し、犯罪に利用する悪質なブローカーがいます。
  • 契約を他人に依頼する場合は、自分でも内容を確認してください。
  • 契約した携帯電話を、携帯電話会社の承諾を得ずに他人に譲り渡すことは法律違反として処罰されます。

SIMカード

SIMカードを買って、スマートフォンを使う方法もあります。SIMカードは、家電量販店やオンラインストアで購入できますが、色々な種類があるので、自分にあったものを選びましょう。

町内会

町内会は、地域社会の助け合いや親ぼくのための、地域住民などによる団体です。入会は任意です。
町内会は住民の会費で運営されていて、会費はそれぞれの町内会で異なります。加入方法や会費については、町内会に聞いてください。
町内会の連絡先が分からない場合は、お住まいの地区のまちづくりセンターまたは区役所地域振興課にご相談ください。

郵便

郵便局と郵便ポストは赤い「〒」のマークが目印です。

画像:郵便ポスト

宅配便

郵便局以外にも、国内・海外への小包を扱う会社があり、「宅配便」と呼ばれています。コンビニエンスストアでもこうした会社と提携し、宅配便を受け付けています。

留守のときに小包が届いたら

留守で受取人のサインや印鑑が必要な郵便物や宅配便などを配達できなかったとき、配達人は連絡票を残していきます。連絡票に書かれた連絡先に電話すると、希望する時間帯にもういちど配達してくれます。

セミナー・イベントに参加する

札幌国際プラザでは、さまざまなセミナーやイベントを開催しています。

イベント情報は、札幌国際プラザウェブサイト多文化交流部「セミナー・イベント情報」のページや、Facebookに掲載しています。
また、「多言語ニュースレター」に登録すると、イベント情報などがEメールで届きます。

さっぽろ外国人市民パートナー(ボランティア活動をする)

札幌国際プラザでは、札幌を国際的な多文化共生のまちにするために、自らの経験や文化的背景を活用したいと考える外国人市民を広く募集・登録し、外国人の協力を必要とする団体からの依頼に基づいて、登録者への情報提供または登録者の派遣を行っています。

情報を得る、情報を調べる

札幌市公式LINE

札幌市公式LINEに登録すると、札幌市からの重要なお知らせや災害時の緊急情報、興味のある分野のイベントなど様々な情報をえることができます。

【対応言語(自動翻訳)】英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、ミャンマー語、タガログ語、ネパール語

【登録方法】 

① LINEの友だちに登録する
②トーク画面の下の「お役立ち」から「受信設定」を選ぶ
③「言語設定」で言語を選ぶ
④ その後、住んでいる区や興味のある分野などを選んで設定する

「広報さっぽろ」

「広報さっぽろ」は、札幌市が毎月発行している市の情報誌です。
電子書籍サービス「カタログポケット」を使い、いろいろな言語で読むことができます。 自動音声で読み上げることもできます。

[対応言語] 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、インドネシア語、ベトナム語

札幌国際プラザ「Mスクエア」

札幌国際プラザ「Mスクエア」では、生活情報などの資料や観光パンフレットを提供しています。
また、異文化交流の情報交換を目的とする掲示板「メッセージボード」があります。

札幌市中央図書館

中央図書館では英語や中国語などの図書や絵本などがあり、札幌市内にお住まいの方であればどなたでも無料で借りることができます。

詳しくは札幌市中央図書館のホームページをご覧ください。

冬のくらし

札幌は、夏は爽やかで過ごしやすく、冬はたくさんの雪が降るのが特徴で、四季の変化が鮮明です。100万人以上の人口を擁する世界の大都市の中で、年間6mもの降雪量がある都市は他にありません。
冬は、「さっぽろホワイトイルミネーション」や「さっぽろ雪まつり」など様々なイベントや、スキー・スノーボードなどのアクティビティを楽しむことが出来るとても楽しい季節です。
しかし、気象状況によっては、転倒の原因となる凍結路面や車の移動が難しくなるほどの大雪などが発生します。
除雪や快適な冬の暮らしのための情報も確認してください。