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札幌に住む外国人親子のための小学校入学ガイドブック

小学校での1日、入学までに準備するものなど必要な情報をまとめたガイドブックです。(2022年1月発行)
日本語、英語、中国語、ベトナム語、韓国語、モンゴル語(2024年1月追加)があります。

 

外国人親子のための小学校入学ガイダンス

来年以降、子どもが小学校入学を控える外国人の親子のための小学校入学ガイダンスを行います。
札幌の小学校はどのようなところなのか、入学までの流れ、準備する物などについて説明します。
説明の後には、親同士で情報交換、子どもは楽しい学校体験の時間もあります。ぜひ参加してください。

※説明は日本語、英語、中国語で行います。

日時: 2024年10月26日(土) 14:00-16:00

場所: 札幌国際プラザ(中央区北1条西3丁目 札幌MNビル3階)MAP

対象: 子どもが札幌の小学校に入学予定の外国人の親子

【申込方法】 申込フォームから申し込んでください。
 

チラシ

【問合せ】
札幌国際プラザ多文化交流部
TEL: 011-211-2105
メール: kodomo(at)plaza-sapporo.or.jp
                                    *(at)を@にかえてください。

 

 

日本の教育制度

日本の学校は4月にはじまって3月に終わります。夏と冬にそれぞれ1ヵ月ぐらいの休みがあります。

小学校・中学校

6歳になったら、次の4月に小学校に入学します。小学校6年間と中学校3年間は義務教育で、市立の小学校と中学校は、入学者選抜はありません(中等教育学校前期課程を除く)。
教科書は、国から無償で提供されます。また、公立の小・中学校では、授業料もかかりませんが、給食や教材費などは有料です。中学校では学校ごとに標準服があります。

小・中学校の入学手続き

新入学の手続き

札幌市に住民登録をしていれば、小学校に入学する前年の10月に健康診断の案内が届きます。指定された会場で健康診断を受けてください。入学に必要な準備については、学校から説明があります。

なお、1月には入学する学校を指定した「入学通知書」が届きます。入学通知書が届かない人は、教育委員会学びの支援担当課(電話:011-211-3821)にご連絡ください。

転入学の手続き

区役所で転入届を提出し、所定の手続きが必要です。住民登録をせずに入学を希望する場合は、教育委員会での手続きが必要です。

就学援助制度

札幌市では、小・中学生(中等教育学校前期課程含む)の子どもがいる、世帯収入が一定額以下であるなど経済的にお困りの世帯を対象に、学用品費、給食費、修学旅行費などについて就学援助を行っています。

まなべぇ(札幌まなびのサポート事業)

就学援助または生活保護を受けている世帯の中学生を対象にした放課後学習支援です。
各区に学習教室を開設し、学習支援サポーター(大学生が中心)等の支援により学習習慣の定着を図るとともに、子どもが安心して過ごすことのできる居場所を提供することを目的とした事業です。

【会場】10区40会場で実施(会場については問合せ)※平日実施会場と土曜日実施会場があります。

【実施日時】原則週1回2時間 (平日実施:18:15~20:15、土曜日実施:10:00~12:00)

【参加料】 無料

【内容】学習支援サポーターが中心となって、少人数の生徒に付き添い学習支援を行います。参加するお子様はもちろんのこと、保護者の方からの進路・生活相談にも対応しています。

【参加のご相談・お問い合せ】
札幌まなびのサポート事業(まなべぇ)事務局
公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会
住所:札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10ちえりあ1階(宮の沢若者活動センター内)
電話:011-671-4121(日本語のみ)

※本事業は札幌市からの委託により、公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会が実施しています。

札幌まなびのサポート事業(まなべぇ)(札幌市役所)

子どもの日本語学習支援

札幌市では、外国人児童等の日本語学習や学校生活適応に向けた支援を行うため、学校への指導協力者等の派遣を実施しています。詳しくは、学校にお問合せください。

指導協力者等の派遣

市立小・中学校、中等教育学校・高等学校に在籍している帰国・外国人児童生徒等を対象として、指導協力者等を学校に派遣し、対象児童生徒への日本語指導等の支援を行っています。

問い合わせ

指導協力者等の派遣:札幌市教育委員会教育課程担当課
TEL:011-211-3891

文部科学省のページでは、外国につながる子ども向けの教材を紹介しています。

外国につながる子供向けの教材が知りたい!(文部科学省)

NEW 外国につながる子どものための学習支援

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毎月1回土曜日の午前中と夏休み・冬休みに札幌国際プラザで学習支援を行います。

外国籍や外国にルーツをもつ小学生・中学生のみなさんが、授業の復習や宿題に取り組むことのお手伝いをします。宿題や教科書など勉強したいものを持ってきてください。

【開催日】
2024年4月27日 (土)、5月25日(土)、6月22日(土)、7月27日(土)、
           *8月21日(水)、*8月22日(木)、*8月23日(金)、
             9月28日(土)、10月26日(土)、11月23日(土)、12月21日  (土)、
*2025年1月9日(木)、*1月10日(金)、2月22日(土)、3月22日(土)

*8月と1月は夏休み・冬休みの学習支援として実施します。

【時 間】10:00~12:00

【場 所】札幌国際プラザ(中央区北1条西3丁目札幌MNビル3階)MAP

【対 象】外国につながりのある小学生&中学生

【勉強を手伝う人】大学生、札幌子ども日本語クラブの支援者 など

【参加費】無料

【申込方法】 初めて参加する人は、申込フォームから申し込んでください。
https://plaza.kjpro.ne.jp/?id=160

チラシ

【問合せ先】札幌国際プラザ多文化交流部
電 話:011-211-2105  
メール:kodomo(at)plaza-sapporo.or.jp
                                    *(at)を@に変えてください。

                       

 

高等学校・中等教育学校

 外国につながる親子のための「高校進学ガイダンス」

外国につながる子どもとその保護者向けに、日本の高校進学についてのガイダンスを行います。日本の学校制度、高校の種類や学科、高校受験のスケジュールなどを説明します。
ガイダンスの後には個別相談もあります。
*このガイダンスは日本語と英語で行います。その他の言語の通訳や翻訳機が必要な場合は、申込フォームにて、お知らせください。
*このガイダンスは進路に関する基本的な情報提供が主な目的です。どの高校を志望するかや、各高校の情報などの詳しい相談については、自分の学校で行います。
(主催:札幌市教育委員会 共催:(公財)札幌国際プラザ)

日 時: 2024年9月14日(土) 14:00-15:30

場 所: 札幌国際プラザ(中央区北1条西3丁目 札幌MNビル3階)MAP

対 象: 小学5年生以上の日本語指導等が必要な帰国・外国人児童生徒とその保護者

チラシ

 

高等学校

中学校を卒業すると90%以上の人が高等学校(高校)に進みます。
高校に入学するには、高校ごとに行う入学試験に合格する必要があります。日本の中学校を卒業した(卒業見込みを含む)か、同じ程度の学校教育を受けていることが認められれば、入学試験を受けられます。

市立札幌大通高等学校

市立札幌大通高等学校の入試には、外国籍市民等を対象とした特別選抜枠(海外帰国生徒等枠)があり、日本語を学べる授業もあります。

くわしくは、市立札幌大通高等学校へ(中央区北2条西11丁目 TEL011-251-0229)。

中等教育学校

中等教育学校は中学校と高校を1つの学校として6年間一体的に学ぶ学校で、札幌市立の中等教育学校は1校あります(市立札幌開成中等教育学校)。
中等教育学校に入学するには、入学者選考に合格する必要があります。この学校では、国際バカロレア機構が実施する国際的な教育プログラムを活用した学習を行っています。

札幌開成中等教育学校(学校のページ)

各種奨学金

札幌市奨学金

札幌市では、能力があるにもかかわらず経済的理由によって修学困難な学生・生徒を支援することで、有用な人材を育成することを目的として、返済の必要がない給付型の奨学金を支給しています。

札幌市奨学金(札幌市)

札幌市特別奨学金

札幌市特別奨学金は、生活が困難になっている世帯の経済的自立を図ることを目的に、その世帯の生徒に対し、技能修得に必要な学費を支給しています。

札幌市特別奨学金(札幌市)

高等学校等就学支援金制度(文部科学省)

国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件を満たす世帯の生徒に対して、 授業料に充てるため、国から高等学校等就学支援金を支給します。入学時に高校から案内があります。

高等学校等就学支援金制度(文部科学省)

高校生等奨学給付金制度(文部科学省)

授業料以外の教育費負担を軽減するため、高校生等がいる低所得世帯を対象に支援を行う制度です。
年1回(夏頃)、在学する高校から案内があります。

大学・短期大学・専門学校

高校を卒業した人は、大学や専門学校に入学するための試験を受けることができます。
日本にある外国人学校の中で、国が決めた学校を卒業した人や、国際バカロレア(International Baccalaureate)などの試験に合格した人も、大学などに入学するための試験を受けることができます。

各種奨学金

奨学金には、将来お金を返す必要のない「給付型」と、卒業したら少しずつお金を返す「貸与型」(利息があるものとないものがあります)の2つの種類があるので、申し込むときに注意してください。

日本学生支援機構(JASSO)

経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

JASSOの奨学金とは(日本学生支援機構)

JASSO以外の奨学金制度

国内の大学、短期大学が行う学内奨学金、授業料等の減免・徴収猶予制度及び地方公共団体等(都道府県・市区町村・その他、奨学金事業実施団体等)が行う国内向け奨学金制度の情報を検索できます。

大学・地方公共団体等が行う奨学金制度(日本学生支援機構)

その他経済的支援

大学等修学のための経済的支援情報サイト(北海道)

留学生

外国から日本の大学に留学したい学生は、日本留学試験(EJU)などを受けます。 必要な試験は大学ごとに違います。

札幌で日本語を勉強したい方は「にほんご」のページをご覧ください。

外国人学校

北海道インターナショナルスクール

言葉の問題などから、日本の学校に入ることが困難な外国人児童などに教育を行っています。幼稚部から高等部まで設置され、英語による教育が行われています。

北海道インターナショナルスクール(札幌校)英語
豊平区平岸5条19丁目1-55
TEL:011-816-5000

北海道朝鮮初中高級学校

在日朝鮮人の方を対象に、日本の小・中学校および、高等学校と同程度の内容に加えて、ハングルや民族科目などを教えています。

北海道朝鮮初中高級学校
清田区平岡4条2丁目6-1
TEL:011-881-3971  

夜間中学(星友館中学校)

公立夜間中学では、様々な理由により中学校を卒業できなかった人や、本国で中学校を卒業していない外国籍の人、不登校などのために中学校に通えなかった人などが学びます。
札幌市では、令和4年4月に北海道初の公立夜間中学「札幌市立星友館中学校」が開校しました。